2017-02

まじめなはなし

小さな暖炉の前の椅子

ここを読んでくださっている方にはそろそろおなじみ、2014年末のできごとについて、当時から尽力してくださっていた方々とお話する嬉しい機会が最近ありました。 いろいろと心の中のものを書き出したのでよい整理になり、ログが流れていくのがもったいないのでここにまとめておきます。  今になってはたと思い至ったのですが、あのとき誰が何をしてくれていたのか、というのが、当時のわたしにはほとんど見えていなかったんです。何らかのかたちで動いていると把握していたのは自分以外にもセックスワーカー(引退後の方を含む)が多く、そのためセックスワーク当事者だけで矢面に立っているかのような心許なさは大きかった。じきに精神的...
たわいないはなし

まーた指の混ざりの話かよ

またフィクションの指と仕事の話ですみません。こんなことばかり考えているもので。 去年『逃げ恥』のキスシーンがちょっと話題になったことがあった。 恋愛経験がまったくない男の人が、感極まって衝動的にしてしまうキス……という設定の場面なのに、相手役の女優さんの手に重ねた指が動くその様があまりに情緒的で、「これは女性に慣れたモテ男でなければできない芸当なのでは!?」「演出ではなく、演じている人の素の部分が出ているのでは!?」って。 それをきいてノコノコとTverでそのシーンを見ちゃったんだけど、 ああ、うーん、でも、全体的に不慣れでぎこちなくて、てんで分かってなくてヘンテコなこともたくさんやらかして、...
I