お知らせ

別館ができました

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このブログとは別に、仕事にまつわる「モノ」の話をするブログを作りました。

上部メニューのannexから行くことができます。

そちらのaboutページにしつこいほど書いたので、あんまりここで熱く語るのはなんなんですけど、わたしはとても小さな待機室のようなブログを持ちたかったのだな……という感じです。

こちらのブログではそういった意識はあまり持たずに、いろいろな人を想像しながら書いているように思うのですが、別館のほうはセックスワーカーの方が読んでおもしろいといいなあ、と思いながら書いていくつもりです。ワーカーでない方に読んでほしくない、というわけではぜったいに全くないのですが、非当事者向けの解説、業界の中にいたことがある人なら容易にわかるような言葉や事情の説明のようなものはできるだけ控えめにいようと思っています。
(例えばタイマーの話でいうと『なぜスマホのタイマーアプリじゃだめなの?』というような)

ただ、セックスワーカーにもさまざまなかたちがありわたしに染みついている現場感覚のようなものもちっぽけなものですし、また当事者という存在は「これから働く人」も含んでいるはずで、そしてそういう方がいちばん不安だったりひとりきりだったりで情報をもとめているのかもしれない、とも思い、これからどういうスタンスでやっていくかは、はっきりしていないのですが。

平和に長続きするといいなあ。

あちらにはコメント機能もつけていますので、お気軽にどうぞ。

goodluck,sweetie

2015-05-26 | カテゴリ: お知らせ, weblog | |  

 

ask.fmとインタビューズ

インタビューズ時代……というと終わってしまったものみたいですが、わたしの中で終わっているということでしょうか。たのしかったです、インタビューズ時代。

質問していただいて、それに答えるのはおもしろかったですし、うれしいものでした。
しかし登録した時にふと胸をよぎった不安、無邪気を装った態度でわたしの職務上の秘密を平然と質問してくる人がいたらいやだなあという不安、これもやっぱり当たりました。
これまで接客した有名人を教えろとか、○円あげるからどうかとか、具体的に言うとそういうことです。

ははっやっぱりね、そうなりますわね、と納得しつつやはり落ち込んだ気分にもなり、なんとなくインタビューズは放置をしていました。公式から終了のアナウンスがあったこともあり、きちんとした質問は長らく届いていませんでしたから、自動で送られ続ける当たり障りのない公式質問の中にそれらの不躾な文字たちを埋もれさせたのです。

それなのに喉元すぎて熱さを忘れたわたしは、好きな友だちがやっているというだけでask.fm の門をたたいてしまいました。 インタビューズどうしたのよ? と気づいた時にはもう登録していました。
ああそうよインタビューズはどうしているかしらと久しぶりにログインしてみたところ、
なんと他社への譲渡によってサービス終了を免れ、
さらになんととても真剣なご質問を一通いただいていたのでした。

ぎゃあ。

罪悪感にまみれながら、お恥ずかしくもお返事を書きましたので、 もし質問を下さった方がこちらをお読みなら、どうかご容赦いただきたく思います。

それから、椎名にききたいことがあるんだよ!という方はどうぞこれからもご質問をお寄せください。
どちらでもお待ちしています。
回答するかしないかは、おまかせくださいね。ちゃんと気づくようにします。

ザ・インタビューズ

ask.fm

2014-09-21 | カテゴリ: お知らせ, weblog | |  

 

ゲストブックをつけました

2000年代前半を思い出すようなテキストサイトの様式を愛しているもので、このサイトの右上にあるメニューもこういう感じです(ほんとうは“weblog”とあるところが“diary”であれば完璧なのですが)。

そのため、誰も使わないかもしれないなと思いつつ形だけでもほしくてbbsを設置していました。つけてみたらば思いのほか書き込みがあり(といっても10件ほどですが)、嬉しく眺めていました。特に女性の方からいただいた切実な言葉や温かいメッセージは、わたしにとって大切な励みになりました。

先日、利用していたCGI(という言葉もいつの間にかあまり目にしなくなりましたね)のレンタルサービスが「役目を終えたと判断いたしました」との挨拶とともに運営を終了してしまいました。利用する人は減るばかりであったでしょうし、仕方ありません。

なくしてしまおうかとも思いましたが、やはりそれも寂しくて、簡単なものですがまたゲストブックを設置しました。よろしければご活用ください。

なお、以前のbbsのログをこちらから見ることができます。

2014-07-12 | カテゴリ: お知らせ, weblog | |  

 

ハローグッバイがiPhoneアプリになりました

風俗求人誌モモコにて以前連載していた「ハローグッバイ」というプチ恋愛小説が、先日iPhoneアプリとしてリリースされました。
(連載当時のブログ記事12

エッセイスト椎名こゆりが描く純愛小説『HELLO GOODBYE』

主人公「サキ」は28歳の女の子。仕事はずいぶん慣れたのに、年下の客はどうも苦手……。 客なんて、やることはみんな一緒。だから、いちいち客に対して感情なんて持ちたくないし、持たれたくもないーー。そんなふうに思っていたのに、あの人のことが胸に引っかかって、仕方がない。店で出会った客が気になるなんて、ありえないのに。 「客」はあくまでも「客」。でも、店を一歩出たら、ただの「男」と「女」。それぞれの想いが交差するリアルな純愛ラブストリー。

いま恋をしている方、これから恋がしたい方、もう恋なんてしないと思っている方、『HELLO GOODBYE』を読んでせつない気持ちに浸ってみませんか?

 

ですってよ。
「エッセイスト?」と思った方もいらっしゃるかと思います。
「現役風俗嬢ながらエッセイストとしても活動中の椎名こゆり」を略して「エッセイスト椎名こゆり」だと思っていただけると助かります。
……天下のApple大先生はその、わたくしの本職の方の名称をお許しにならなかったようなのです。
度重なるrejectと戦ってくださった関係者の方々にお礼申し上げます。

 

自分のiPhoneに自分の書いたものがある、という感覚に、初めて原稿がモモコ本誌に掲載されているのを見た時の「きゃー!」感を思い出しました。
全く同じものがWebでも読めるのですが、ブラウザで読むのとはやっぱり違って感動しました。
3年前のものなので今あらためて読み返して顔から火が出ることこの上ないのですが、それもまた。
じんわりとうれしいできごとです。
容量がおおきめなので、もしもダウンロードしてくださる際はWi-Fi回線のみが使えます。
また、17+ のレーティングをされています。
よろしくお願いします。
(※アプリ内の広告をクリックしてもわたくしにはビタ一文入らないため、椎名をもうけさせたくない方も安心して読めます)
 
それにしてもこの「店を一歩出たら、ただの『男』と『女』」っていうフレーズ。
夢見がちなお客さんが言うような言葉に聞こえるけど、そうじゃないの。その「店を一歩出る」がどれほど稀なことかも、どれほど重たいことかも、そうしたいと思える出会いがどれほど奇跡に近い(つまり、ない)ことかも、
「店を一歩出る」ためには必ず、両者ともがそうしたいと思ってなくちゃありえないはずなのに、どうしてか片方が無視されがちなことも。
ほーんと、思い知らされてるよね。
2012-09-11 | カテゴリ: お知らせ, weblog | タグ:  

 

ガールズヘルスラボのコラム

わたしの文章が載っています。

風俗嬢コラム Worker’s Live!! – クラミジアとわたし

今回は「STDにまつわる短いストーリー」を書きたいと思っているので、この文章は100%わたしの体験談というものではなくフィクション成分がだいぶあるのですが、書かれている思いはまぎれもなくわたしの長年抱えているものです。クラミジアをはじめSTDに対する、複雑な思い。

STDは日常的にセックスをする人であればいつでもどこでも感染の可能性があり、それは「予防の対策はいろいろあれど、100%が難しい」という点で風邪やインフルエンザとおなじなのですが、だからといって「風邪ひいちゃってさー」みたいに「クラもらっちゃってさー」とは同業の人間どうしであってもなかなか言えることではありません。

STDにかかる、ということが、人間として劣っている、ふしだらな者であることと同じ意味になる。
接触する相手やその方法を自らの判断と査定で選んでいるとは言えないセックスワーカーの間でさえ、そういう空気は流れているのです。
そしてなぜか、客に対してもそれを告げることは難しい。告げれば「病気を撒き散らし迷惑をかけた」ということになります。そのウイルスが、客から受け取ったものであっても。

ウイルスは人を選びません。人の心を見ません。どんなに誠実な心で、将来にわたって共に過ごすことを前提にして臨んだ性行為であっても、感染する可能性は風俗店で行われるそれと一切変わりありません。

ならば、人生のどんな場面でも「あなたは最後にいつ検査をしましたか?」と訊ね合って結果が印刷された紙を交換してから、ベッドに入るようにしましょうか。
そうでなければ、感染した人を「軽率だ」とは言えないのです。

 

そんなような、ややこしくも避けて通れないわだかまりを、少しずつ書いて行こうと思っています。

けれどSTDについて考えることは、明るい話題ではなくとも奥の方に自分や他人のからだやいのちについて思いをめぐらせるどこまでも広く自由な大地も広がる可能性が埋まっているように思います。そんなこともどうにか表せたらいいけれど。

またそのうちに更新されるので、よろしくお願いします。

 

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